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初めて観たデヴィッド・リンチ監督の映画です。 最近、お値段はとっても親切なのに新しくリッチバージョンのDVDが発売されました。 運転しているフレッドと、観る角度によって、アリス/レネエ/白塗りの男の3人が浮かび上がります。 この映画を初めて見た時は、あまりに意味が分からなくて、 急に今まで主役だったフレッドはいなくなってしまうし、 レネエは本当に殺されたのか、アリスは誰か、白塗りの男も 誰か、ストーリーも難解で、呆然としました。 …呆然としたのが、また楽しかったのですね。 取り憑かれてしまいました、安部公房の本を読んだとき見たいに。 『この謎は、誰にも永遠に解かれる事は無い』と確信していたのですが、 あの映画のココがわからないというサイトで、辻褄が合っていると知りました。 eiga.comのマルホランド・ドライブ特集で、リンチ監督自身も語っていました。 そう知ったら、更に好きになったのですが、1人ではどうも苦手で観れません。 前半の、フレッドが捕まるまでの気味の悪い感じが、凄く苦手なのです。 それにしても、こんな映画を撮れる監督、いったいどんな人なのかと思います。 来年のカンヌで、新作の発表があるみたいなので、楽しみですね。 この映画観たいな雰囲気の"ミッシング・ハイウェイ"がありますが、 前半、不思議でおしゃれそうな映像は良かったのですが、後半が 半端で、結局全体が薄くて半端な印象しか残りませんでした。 この映画の、何となく登場人物などの気持ちを表す様な、 意味が有り気な音楽の使い方が似ていると思ったのですが。 やっぱり、リンチの雰囲気の様な映画を撮ってみたいって思うのかな。
by a_bout_de_souffle
| 2005-12-17 20:12
| 映画
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